SIHHにて発表されたIWCのまったく新しいムーブメントということで、
大きく注目を浴びているアニュアルカレンダーcal.52850ですが。
「12時位置の3つの窓枠デジタル表示板は同一の高さのか?」
という疑問をお持ちの方がをちらほらいるようですが、
結果から言いますと、
月表示と曜日表示は同じ高さで、デイトだけ少し低いようですよ。
むき出しのムーブメント画像を見ると、文字の印字のされ方が工夫されています。
こういう風に(斜めに文字を)並べると、ディスクはとても小さくできます。
すなわち、「同じ高さにするための設計」に一役買うというわけですね。
時計は機械ですから、たとえば、こういう見た目に仕上げたい、
というような美的感覚が仮にあったとしても、
構造として成立しなければならないため、なみ大抵のことではないですね。
IWCは私たちの期待を裏切らない、魅力的な新キャリバーを作ってくれました。
ディスクへの陰影の付き方で、微かに高さの違いが分かると思います。